私的勉強用ブログ

もう一度読む山川○○シリーズより

ソフィストと相対主義

哲学の関心は、

やがて自然から人間や社会のあり方へ移った。

民主政治が発達したアテネなどのポリス(都市国家)では、

市民が民会や法廷で人々を説得するために

弁論術を身につけることが必要とされた。

 

紀元前5世紀頃になると、

報酬をもらって弁論術を教える

ソフィスト(sophist)と呼ばれる職業教師たちがあらわれた。

ソフィストの教える弁論は、

処世術や立身出世の道具として人々にもてはやされた。

 

ギリシア各地を遍歴したソフィストは、

法律や道徳というものは、国や民族によってさまざまであり、

絶対的真理は存在しないという相対主義の立場をとった。

 

その代表であるプロタゴラス<前480頃~前410頃>は、

「人間は万物の尺度である」と述べ、

ものごとの善悪を判断する基準は、

一人一人の人間の考え方や感じ方にあると主張した(人間中心主義)

 

ソフィストの思想は、

人びとを過去の因習や権威から解放する一方で、

個人の判断を絶対視するあまり、

全ての人に共通は普遍的真理を否定した。

その結果、ポリスの法や倫理を軽んじ、

個人が自己中心的行動に走る風潮を生んだ、