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私的勉強用ブログ

もう一度読む山川○○シリーズより

豊かな日本

江戸時代の漢詩に「人間到る処青山あり」とあるが、

日本で青山をみない土地はほとんどない。

森林率68.2%は、

フィンランドラオススウェーデンにつぐ世界第4位で、

気温が温暖で降水は適度にあり、

樹木の生育に適している。

 

美しく快適な春と秋があらわれて、

はっきりした四季が十分な陽光と降雨をもたらし、

水稲をはじめ豊かな農作物を生産し、

人口扶養力を高めている。

 

梅雨・台風・豪雪など気象災害は多いが、

梅雨は田植え時の農業用水を与え、

豪雪は山に自然のダムとして貯水の機能をもたらす。

大気汚染対策の成功もあるが、

つねに撹拌された大気がくっきりとした美しい風景をみせてくれる。

 

鉱物、とくにエネルギー資源が乏しいが、

かつては銀や銅の産出が輸出するほど豊富で、

別子・足尾・日立の各銅山が日本の電気機械工業の母体となった。

 

北九州・北海道・常磐宇部などの炭田が、

日本の重化学工業の立地に重要な役割を果たした。

 

海では北からの親潮の栄養分と南からの黒潮の音頭がぶつかり合い、

世界有数の漁場を提供し、

また独特の出入りの多い湾入が、

早くから中小漁船基地となって、

日本独特の漁業文化を生み出してきた。

沿岸漁業は沖合漁業・遠洋漁業へと距離をのばして海外に進出する一方、

栽培漁業・養殖漁業へと、

魚を育てる漁業へと進化し、水産加工工業を育てている。

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