私的勉強用ブログ

もう一度読む山川○○シリーズより

古代ギリシアの思想

プラトン:理想を求めて

プラトン<前427~前347>は、 初めは政治家を志していたが、 青年時代に出会った師のソクラテスの刑死が、人生の転機になった。 正しい生き方を貫こうとしたソクラテスを刑死に追いやり、 権力争いにあけくれる当時のアテネの政治の堕落に、プラトンは絶望…

ソクラテス:善く生きること

人びとがポリスの法や規範を軽視し、 普遍的な倫理への関心を失って、 個人の欲望を満たすことに走るという危機的な風潮の中で、 ソクラテス<前469頃~前399>が登場した。 人間にとって大切なことは「どれだけ生きるか」ではなく、 「いかに生きるか」であり…

ソフィストと相対主義

哲学の関心は、 やがて自然から人間や社会のあり方へ移った。 民主政治が発達したアテネなどのポリス(都市国家)では、 市民が民会や法廷で人々を説得するために 弁論術を身につけることが必要とされた。 紀元前5世紀頃になると、 報酬をもらって弁論術を教え…

古代ギリシアの自然哲学

紀元前6世紀初め、 小アジアのイオニア地方に建設されたギリシアの植民都市で 自然哲学が誕生した。 自然哲学は、 自然のすべてのものが生まれてくる根源(アルケー arche)とは何かについて考えた。 自然哲学者たちは、神話とは異なり、経験的事実とともに、 …

神話から哲学へ

古代ギリシアでは、ホメロス<前8世紀>の『イリアス』『オデュッセイア』や、 ヘシオドス<前700頃>の『神統記』などにみられる神話が、 長いあいだ人びとの考え方の枠組みであった。 神話的世界観では、ゼウスをはじめとするオリンポスの神々の超自然的力が、…