私的勉強用ブログ

もう一度読む山川○○シリーズより

2016-02-14から1日間の記事一覧

豊かな日本

江戸時代の漢詩に「人間到る処青山あり」とあるが、 日本で青山をみない土地はほとんどない。 森林率68.2%は、 フィンランド・ラオス・スウェーデンにつぐ世界第4位で、 気温が温暖で降水は適度にあり、 樹木の生育に適している。 美しく快適な春と秋があら…

日本の位置

日本を欧米は「極東」と呼び、 中世日本みずからはインドや中国の大国にくらべて 粟散国にすぎないと考えていた。 面積から言えば、日本は巨大なロシアを別にしても、 カナダ・中国・アメリカ合衆国・ブラジル・オーストラリアと並ぶ大国の1/20以下。 地理的…

古代ギリシアの自然哲学

紀元前6世紀初め、 小アジアのイオニア地方に建設されたギリシアの植民都市で 自然哲学が誕生した。 自然哲学は、 自然のすべてのものが生まれてくる根源(アルケー arche)とは何かについて考えた。 自然哲学者たちは、神話とは異なり、経験的事実とともに、 …

神話から哲学へ

古代ギリシアでは、ホメロス<前8世紀>の『イリアス』『オデュッセイア』や、 ヘシオドス<前700頃>の『神統記』などにみられる神話が、 長いあいだ人びとの考え方の枠組みであった。 神話的世界観では、ゼウスをはじめとするオリンポスの神々の超自然的力が、…

民族移動の波

前2千年紀の初めころ、 メソポタミア周辺の草原に住むインド・ヨーロッパ系の遊牧民族が移動をはじめ、 なかでも小アジアにはいり前18世紀に王国をたてたヒッタイトは、 馬と鉄を武器に力をのばし、 カッシート・ミタンニの両民族もメソポタミアに侵入・定着…

メソポタミアとエジプト

メソポタミアとエジプトは、ユーラシア大陸の西南部とアフリカ大陸の東北部とにあって、 地理的にも歴史的にもたがいに密接な関係を有し、 ともに古代オリエント世界の中心をなした。 ティグリス川・ユーフラテス川流域のメソポタミア(「川のあいだの地域」…

基本的人権の展開

市民革命によって獲得された人権は、 信教・言論の自由などを含む精神の自由、 不法に逮捕されない権利などの人身(身体)の自由、 私的財産の保障などの経済活動の自由といった、 国家権力からの自由を求める自由権(自由権的基本権)が中心であった。 しかし、…

基本的人権の保障と国民主権

アメリカやヨーロッパでの市民革命の結果、 新しい政治体制ができあがると、 市民階級が要求していた自由や平等に関する基本的人権の保障、 国民(市民)が政治のあり方を最終的に決定する力を持つ国民主権の原理が確立。 これらの原理が、現在の民主政治をつ…